日本の教育を考える

日本の教育が少しでも良い方向に進化していってほしいなと願いつつ、感じたことを書いてみます。

お昼の「バイキング」という番組で。

たまたま昼に、「バイキング」というテレビ番組を見ました。

なぜか、教育問題を扱っていたからです。

最初に元中学校の先生だった男性がでてきて、「毎日の部活動が負担で、休日もなくて、しかも無給である」と紹介され、スタジオが「それは大変だな~。時給を払ってもいいのでは」というムードになりました。

それはその通りだと思います。

で、しばらくたって出てきたのは、菊池省三先生です。ほめ言葉のシャワーの実践と成長ノートが紹介されました。

 

私が気になったのは、成長ノートの紹介の言葉。

「(子ども一人一人のノートに)コメントを書くのに10時間かかることもある」みたいなことを言っていたんです。それは丁寧で、素晴らしいことですよね。

過去のNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」の放送の中でも、菊池先生は、「放課後や休日に成長ノートを読み返して、一人ひとりに丁寧な返事を書く」というようなことをおっしゃられています…。

あれ~?

つまり、一流の先生は文句も言わず、時間外労働をすすんでしているということ、ですよね。

一流の先生は時間外労働するのかー、ここまでするのか、すごいな、さすがだな、と思った視聴者もいるのではないでしょうか。

そうすると、さっき部活動が大変だって言ってた元先生は…?

なんか、話がこんがらがってきますよね。

変な紹介のしかたをしたもんですね。

 

結局、日本の教育現場は教員の良心というか、善意というか、ボランティア精神というか、そのようなものがあるから成り立っていて、それを世間は讃えるわけです。

実際に負担だと思いながらも日々の業務、部活動をこなしている先生は、たくさんいますしね。

それじゃあ、変わっていかないはずですよねー。

今後の教育現場のことを考えたら、一流の先生ほど業務時間内できっちり仕事を終わらせていただかないと~という気がしますが、いかがでしょうか。