日本の教育を考える

日本の教育が少しでも良い方向に進化していってほしいなと願いつつ、感じたことを書いてみます。

いるところにはいる!エース級の校長先生の特徴

今日は、地方のある中学校へ取材に行ってきました。

まだ詳しいことは書けません。

雑誌の発売までは、誰に会ったか、何処へ行ったかは秘密にしておくものだと私は思っているからです。

 

雑誌に書く記事の内容とは関係なく、今日はなるほど~と納得したことがあります。

それはエース級の校長先生に共通する特徴がある、ということです。

現実問題として、校長先生の中には、とても優秀な方がいますが、ごくわずか、校長先生に向いていない方もいるのです(過去に教員としてそれなりに結果を出した方なのかもしれませんが)。

そして、後者の校長先生は、学校経営がうまくできないため、職員室の雰囲気がわるくなって、生徒もバラバラになり、荒れてしまうのです。

そうすると、市教委はどこの学校がやばいのかちゃんとわかってますから、次にエース級の校長先生をその学校に投入し、修復をさせるのです。その結果、事件ばかり起きていた学校が変わるのです。

先生たちが前向きに働き、子どもたちが団結して行事などでものすごく頑張るような学校に。

 

つまり、校長先生の中には壊す人と、修復する人がいるのです。

 

私が取材に行くのは、優秀な校長先生ばかりなのですが、その中には修復した経験をお持ちの方もいます。

今日、会った方は修復担当のエース級の校長先生だと思われます。

過去にも修復に成功した校長先生に何人かお会いしたことがありまして、みなさんに共通していることがあります。

それは…シンプルなキーワードを考えるのがうまいということです。

例えば、あくまでもダミーですが「あきらめないでゆっくりと」みたいに、わかりやすい言葉を学校のキャッチフレーズにするわけです。

そして、この言葉を、校長先生がいろいろな場面で、事あるごとに繰り返し使って、学校の中にゆっくりと浸透させていくのです。そこらじゅうの壁にべたべた貼ったりもして。

そのほかにも、学校目標でも、行事の目標でも、覚えやすいキーワードをいろいろ考えて、学校の中に広めていくのです。

すると……みんながめざす方向が定まるのでしょうか。学校が変わるそうです。

もちろん、これだけすればいいってものではないですが、学校を変えていく校長先生たちは人の心をつかむ言葉を考えるのがうまい、ということは言えると思います。