教員の長時間労働 小学校も一部教科担任制にしては?
教員の長時間労働の縮減のために。
私は小学校も、一部教科担任制にするという方法もあると思います。
例えば、3年生の国語はA先生が担当。算数はB先生が担当というように。
小規模校でしたら、A先生は1~3年の国語とか。学年をまたにかけて分担するのです。
そうすれば、授業準備の時間が削減できると思います。
「それでは担任と学級の子どもの信頼関係が築けず、学級集団が育たず、授業が成立しない」というご意見も出てくるでしょう。
そうです。
学級担任のやりがいを奪ってしまう可能性があります。
それが嫌でしたら、先生方自身に、どうしたらやりがいを維持しつつ、業務を減らすことができるか考えていただきたいと思うのですよ。
例えばですよ。
独裁者が無茶苦茶なことをする国があるとしましょう。独裁者はまるまる太っていますが、人々は満足に食べるものがありません。
周りの国の人たちは心配しています。食べものを届けたいと思うのですが、独裁者を怒らせたくないので何もできません。戦争をするわけにはいかないからです。
結局、周りの人がいくら心配しても、その国の人たちが内部から、なんとかしようとして動かないと、現状は変わりにくいということす。
本気で教員の長時間労働を削減しようと思ったら……文科省が全国の小学校に同じDVDを配付して、授業中にそれを見せて、教員は質問を受けるだけとか、そういうやり方だってできるわけです。
そうすれば、授業準備の時間がいりませんから、長時間労働は改善されるでしょう。
でも、教員の仕事がものすごく、味気ない、つまらないものになりそうな……。
解決するための道筋はひとつではないはずです。
皆さん、おいそがしいとは思いますが、文科省にまかせるのではなくて、教員の人たち自身に考えていただき、世間に対して提案していただければなと思う次第です。