日本の教育を考える

日本の教育が少しでも良い方向に進化していってほしいなと願いつつ、感じたことを書いてみます。

第6回「教育と笑いの会」に行ってきました。

土曜日は、第6回「教育と笑いの会」に出かけ、たくさん笑ってまいりました。

会長は岐阜聖徳学園大学教授で、元中学校校長の玉置崇先生です。玉置先生の趣味が落語だとはうかがっておりましたが、落語を話される場面を見るのは初めてでした。

最初の会長あいさつから、笑いをとっていかれました。

 

そして、授業名人の野口芳宏先生にも久しぶりにお目にかかりました。80歳をすでに超えていらっしゃいますが、弁舌が冴え、相変わらずパワフルです。

 

野中信行先生の話もおもしろかったです。新学期の出会いの3日間に何をするかを、おもしろおかしく話してくださって、先生をしているような方は表情が豊かで、声も通るんだなということを再確認しました。

 

それから、プロの落語家さんが二人、落語を披露してくださったんですけど……聞いていて、こういう楽しみ方を忘れていたと気付きました。

だって、日ごろ、感動するものといえば、目で見えるものが多いですよね。

いい景色も、テレビも漫画も。映画も。絵画も写真も。

でも、落語って、落語家さんの言葉やしぐさから想像しなくちゃいけないんです。

女郎さんがいてとか、部屋で今何をしていて……とか。

なんて高度な娯楽でしょう。

普段使わない脳をフル回転させた気がします。

 

この会にはシンポジウムもありました。いろいろな話が出たんですが、印象に残ったのは「人間は師匠を持つことが大事」ということです。

師匠がいれば、この人に迷惑をかけたくないとの思いがでてきて、無茶をしなくなります。なるほどな~と思いました。

 

「一時間の授業で一度も笑わせられなかった教員は、逮捕する!」

これは故有田先生の有名なお言葉です。

学校には笑いが必要ですよね。

先生たちには、子どもをいっぱい笑わせてあげて欲しいなと思ってしまいました。