日本の教育を考える

日本の教育が少しでも良い方向に進化していってほしいなと願いつつ、感じたことを書いてみます。

東日本大震災から7年。原発から10キロ圏内の浪江町の今

2018年1月11日、取材で、南相馬市へ行ってきました。福島第一原発から20キロ圏内にあたる地域の避難指示が解除されましたので、本格的に教育の復興に取り組んでいるからです。また、南相馬市は「ロボットのまち」として未来に向かって動き出しています。詳しくは「総合教育技術」2018年4月号(3月15日発売)に書いています。

 

ただ、お隣の浪江町福島第一原発から10キロ圏内)はというと、避難指示が解除された地域でも、まだそこまで復興が進んでいないようです。

取材の後、浪江町まで足を延ばしました。

がれきなどはすでに撤去されていますので、海の近くには、なんにもない土地が広がっています。田んぼでも畑でもない、なんにもない土地です。この土地にかつて、何があったのでしょうか。

車の中から撮ったので、影が映ってます。

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工事関係者以外は、誰にも遭遇しませんでした。

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海岸線には防潮堤を建設中でした。右も左も、ずっと壁が続いています。

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白い塀でか囲まれた一角があります。中には大量の黒い袋が並んでいました。

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浪江町には放置状態の空き家がたくさんあり、かつてここにたくさんの家族が暮らしていたのかと思うと、なんともやりきれない思いになりました。

でも、ほんの数キロ離れると(南相馬市の小高区のあたり、20キロ圏内)、全国のどこにでもあるような、普通の郊外の町の光景が広がっていて、車がたくさん走っていますし、散歩している地元の人を見かけました。

最近では、東日本大震災関連のニュースを見かけることは減っていますが、被災地では今も復興が続いています。