日本の教育を考える

日本の教育が少しでも良い方向に進化していってほしいなと願いつつ、感じたことを書いてみます。

「学校にエアコンがない」問題について考える

日本の夏は、本当に暑いです。

少なくとも中高年の私は、エアコンなしでは生活できません。

先日、炎天下に外を歩き回り、水分補給を疎かにして、軽度の熱中症になりました。

 

熱中症になるかどうかは、個人差があるはずです。

もともと身体が丈夫かどうかや、その日のコンディションも影響するでしょう。たくさんの子どもが集まる教室にはいろんな健康状態の子どもがいるわけですかから、エアコンがあったっていいじゃないかと私は思うのですが……。別にキンキンに冷やせといっているわけではなく、お役所と同じで、27度か28度に設定しておくぐらいは。

 

にもかかわらず、いまだに学校にエアコンが入ってない自治体があります。

そのような自治体のご担当者は「子どもは暑さになれることが大事」とおっしゃいますが、程度ってものがあるでしょう、と私は思うわけです。

 

まぁ、「エアコンを設置しない」を公約にかかげて市長選で当選した市長さんがいる自治体では、今後も「エアコンなし」でいくんでしょう。

「エアコンなし」派の市長さんと、その支援者の皆さんが多いということですからね。

 

で、一般庶民にできる、子どもたちの健康を守るための対策は

……その場所に住まないことです。

 

お子様をエアコンなしの学校に通わせたくない保護者の方は、住む場所を選びましょう。

隣の市の学校にエアコンがあるのなら、そちらへ引っ越しましょう。

子どもが学校に通う7歳から15歳ぐらいまでの9年間、エアコンのある市に住んで、また戻ってきたっていいじゃないですか。

 

「黙ってお上の言うことをきいていれば、きっとうまくやってくれる」時代ではありません。多くの市では、人口は減る一方で、今後も財政は悪化し続けていきます。

「子どもにお金をかけない」というのも、一つの方針です。その方針に賛同する人がそこに住めばいいわけです。

エアコンはつけてほしいけど、家を建ててしまって今さら引っ越せない、という方もいるでしょう。現状を維持するのも、一つの選択です。その分、家庭で子どもさんの健康管理をしっかりしてあげてください。

 

ちなみに、以前、学校選択制を行っている自治体に取材にいったとき、「エアコンのある学校は人気が高い」と聞きました。

人口減少に悩む自治体は、学校にエアコンをつけるといいかもしれません。

これから結婚して、新生活を始める若い夫婦にとって、プラス評価につながる可能性があります。

 

「エアコンを今後もつけない自治体」の人口は、10年後、減るでしょうか。

もしも減らないなら、辛くても耐え忍ぶ国民性は健在ということです。

はっきり数字に出るのか出ないのか、非常に興味があります。