貧困層の子どもにもチャンスを!
年末に取材で若宮正子さんにお会いしました。
御年82歳でゲームアプリを開発したすごい人です。
彼女の子どものころは…国が戦争をしていて勉強なんかしなくて、個性がどうとか、それどころじゃなかったそうです。
この人たちが、焼け野原で何もなかったこの国を復興させていったんだな~としみじみ思いました。
みんなが貪欲に、ハングリーに動いた結果、みんなが中流だと思えるような豊かな国になったわけです。
たまたま今朝、テレビをつけたら、野球の野村監督が「今の選手はおぼっちゃんばっかりだ」と言っていました。
気が付けば、この国には経済的な格差が広がっていました。
富裕層に生まれた子には、チャンスがいくらでもあります。周りの大人の言う通りにしていれば、たいていのものは手に入り、豊かに生きて行けるようになっています。
残念なことに、今の社会では、子どもが生まれた時から環境や教育の質に差がついているので、貧困層からの一発逆転が難しくなっています。
いくら頑張っても、富裕層はもっと上にいて、一度貧困層に入ってしまうと豊かになれないということです。
富裕層の人たちにとっては、住みやすい時代ですが、貧困層にとっては最悪です。
こんな世の中どうでもいい、みたいな気分にもなるでしょう。
(ちなみに、私は……企業に勤めてればよかったのに、好き好んでライターという、全然金持ちになれない、貧乏くさい仕事をしています……笑。そんなわけで私は貧困層に入ります。)
でも、貧困層にもチャンスはあるんじゃないかと思うんです。
富裕層の人たちにないもの、それはハングリー精神です。
歴史は繰り返すというか、揺り戻しといいますか、現在のこの経済的な格差は、日本人よ、ハングリー精神を思い出せ、という天からのメッセージなのかも……。
再び、ハングリーに行動する人が増えて、彼らが世の中を引っ張っていく時代が来るのかも……。
というか、来てほしいと思います。
海外の国々といろんな面で競い合っていくためにも。
貧困層であっても自分の人生をあきらめず、ハングリーに頑張る人、子どもを増やすには、自分も頑張れば報われる、そんな気分にさせないといけませんよね。
そのためには社会にどんなしくみが必要なのか。
そこのところを考えて動き出している自治体があったら、取材したいですし、私も考えていかないと~と思っています。