藤原和博さんの本「必ず食える1%の人になる方法」を読みました。
この本では、4つの生き方を紹介しています。
A 社長タイプ 経済的価値(給料、年収、お金)を重視し、権力志向。
B 自営業タイプ 経済的価値を重視し、プロ(独立)志向。
C 公務員タイプ 経済以外の価値(社会貢献、家族、友達、個人的な活動)を重視し、権力志向。
D 研究者タイプ 経済以外の価値を重視し、プロ(独立)志向
この4つの中のどれをめざすかで、やるべきことが変わってくる、というお話です。
私はなるほどな~と納得しました。
この本に書いてあることを、もっと若いころに知っていたら、私はもっと人生を楽にわたっていけたかもしれません……。
「自分はBをめざしてるから、飲み会は時間の無駄だから行かない」などと、わりきれるからです。
例えば、Bを目指しているなら、孤独になるのはしょうがない、Dを目指せば貧乏になるのはしょうがない、とはっきり書いてあります。
でも実際は、Bを目指しているのに、孤独になりたくないと思って、誘われた飲み会に出かけて時間を無駄にし、好きなことしかしたくないと思って、収益につながるチャンスを逃し……というような行動をしてしまうわけです。だから、中途半端になってしまうという……。
あれもこれも求めないで、わりきることって大事なのかもしれないですね。
まぁ、それが簡単にできないのが、おそらく人間の弱さでもあるわけですが……。
この4つの分け方は人生を考えるうえで、非常に参考になります。
中学校のキャリア教育で、こういうことを教えてあげたらいいような気がします。
そうすれば自分が今、何をすればいいのかが明らかになり、横道にそれなくて済むんじゃないでしょうか。
でも、無理でしょうね。
こういう打算的な考え方は学校では好かれない気がします……。