全国的に、お盆休みの現在、多くの小中学校が「お休み」となっているようです。
お盆休みに合わせて学校閉庁日を設定する自治体が増えているからです。
以前は、お盆であろうと関係なく、学校には常に誰か先生がいて不測の事態に備えていました。先生が部活動の指導をしていることもありました。
それが当たり前になっていたのです。
ここ数年、夏休み中の何日間かを学校閉庁日にする自治体がぽつぽつと増えてきていたのですが、教員の長時間労働をなんとかしようという動きを受けて、今年は本当に多くの学校が夏休み中に学校閉庁日を作っています(その間に何かあったら、教育委員会が対応するそうです)。
それに伴って、普段、なかなか休めない校長先生の中には、8月11日から20日まで、夏休みをとっている方も多いようです。
なぜそう思うのかというと、先週、京都の小学校と東京の中学校に取材を申し込んだところ、2校とも、校長先生が夏休みをとるため「21日以降でないと無理」といわれてししまったからです……。
校長先生が10日間も、堂々と、休めるようになったのは、大きな前進です。
これも教員の長時間労働の実態が、世間の人に知れ渡った効果でしょう。
教育委員会もちゃんと考えてくれています。
私個人としては、取材が遅くなると、取材からしめきりまでの期間が短くなってしまうので少々困るのですが……喜ぶことにします。